塾長の日々のメモ

思考。感覚。感情。記憶。コミュニケーション。表現。認知。環境。情報。知。受信。発信。場。先端。後端。

2014年5月23日金曜日

プロジェクトの目的(ドラッガー風)

プロジェクトの目的はもちろん共有するに越したことはない。
特に会社内のチームにおいては当たり前のことだが、様々な人が集結する場合において目的が共有できないときがあると思う。

が、しかし、そのプロジェクトが新しい価値の創出につながるとすれば、
そのプロジェクトの目的は関わる人の立場によって異なり、いいプロジェクトほど色んな人が色んな視点で関わる。

その中で一番わかりやすいものがメディアで取り上げられて普及していく。はず、、。

となれば、プロジェクトの過程においてリーダーは各方面へのメリットを説明しなくてはならず、こいつ言っていることが一貫してないと誤解されることもしばしば起こりうる。色んな立場に立てる人が多くいればそんな誤解も少ない。

まずは自分の立場を明確に。情熱なのか、金なのか、地位なのか。

2014年5月21日水曜日

来週、屋久島、口永良部島に行きます。

研修プログラム練りに口永良部島に渡ります。

日本の若者の可能性、日本のおっさんの可能性を広げたいと思います。

離島での人材育成を東京で普及させるという野望。

野望はあるのだが、自分だけでは何もできず。

とりあえず、しょうじさんやえいいちさんに相談だ。
とにかく人口150人の島は一人親方ばかり。この精神性と協力体制は次代の強いチーム作りには欠かせない要素になると思う。

AKBなどアイドルに小学生男子がはまる理由

先日、上海帰りのYくんとの授業で、「昔はAKBとかチェックしてたけど、日本に帰ってきてからあんまり」と。


AKB48をチェックしてたのは、上海の小学校でクラスの話題についていくためだったんじゃないかなあと。素敵な分析。日本の東京の私立中学にはいって、AKBの話題が全く出ないということに、本当に驚いたらしい。ということは自分も話題のためにはまったふりをしていたんだなあ。という分析。

うちは親が厳しかったために、小学校のクラスの話題についていくためのテレビも許されずでした。別にみたいわけじゃなかったんだけどね。という切ない思い出を思い出しました。クラスの話題についていくために観たいとは言えなかったんだよね、、、汗。もうちょっと素直にこどものこころを親に伝えられていたらよかったと思うのだが、、。


だから、世の中の話題は狭い世界での共通の話題を提供するためにあると、あらためて認識。

最近、ある中学校にいったら、アナと雪の、、、やドラえもんの映画を使った教育ポスターがあったけど、これは、映画を見た人にしか通じない、、、。映画みてない人は話題理解できないよね、、、。なんか考えさせられました。


テレビやゲームをやりたいからこどもはやるのではなく、コミュニケーションのネタとしてということがあるんです。でもそんな理由がかなしくて、さみしくて、こどもはそうとは言えない場合が多い。


むー。切ない思い出でした。

2014年5月17日土曜日

9時から高校で打ち合わせ。

4年越しでやりたい合宿が形になりそうです。
ここは尖って尖りつつ、巻き込み力が必要に。

ないものを生み出すときのあの武者震い。

2014年5月16日金曜日

英文読解は将棋と一緒。

まず、駒の動き方を覚えなければいけない。

飛車はまっすぐと真横にいける。

Vingは動名詞(名詞)か分詞(形容詞)それがダメなら~しながらの分詞、それでもうまくいかなければ、接続詞が省略された分詞構文。基本この4つの働きしかない。


ロゴスIES強みが社会貢献に繋がる。

たくさんあります。学習を通じて人の可能性を最大限発揮させます。
今主力のカリキュラムとしては以下。

日々の学習~受験対策に関わるプログラム
●英語専門塾ロゴスIES、、中学英語~東大英語、医学部英語まで。
●ロゴスIES慶應SFC専門コース(英語・数学・小論文)
●受験生個人パワフルプログラム(通称ドラゴン桜コース)多教科プログラム

考える力、行動する力を育てるプログラム。
●そして国語力プログラムの強みを分析するために、
辻先生による「辻ちゃんの毎日が国語日和(仮)」をスタート。
●行動(生活)と思考の循環を図るために「夏合宿in口永良部島」を8月に開催(慶應義塾大学長谷部研究会・郁文館グローバル高等学校との共同プログラム)のカリキュラム作成と実行。


他に形にできるものはないのか。
5月、6月が考えるチャンス。
スタッフ、保護者、生徒から、ロゴスIESではこんなことが強みになるのではないか、というアイデア募集中。

ロゴスIESの強みは人材である

これは常々思っていますが、本間先生、辻先生、高木先生、坂上先生、高橋先生、星先生。それに加えて、卒業生のネットーワーク。

30年に渡る実績と人の力を集結してもっと社会に役立つ会社にする。

あつし(仮名)の授業(国語と数学)に参加してみて、

問題文に書かれている状況を想像する力が上がればすべての教科の点数が上がると確信した。英語も数学も国語も小論文も。

問題文に書かれている状況を想像する力、の育成をいわゆる「国語力」という言葉ですましてしまうのは危険。ロゴスIESでは抽象と具体の行き来とか、様々な言葉に置き換えながら、毎年プログラムを更新している。これを中3くらいから刺激できるようなプログラム。

口永良部島でも行動と思考をリンクするプログラム。




2014年5月15日木曜日

生徒に説明させる授業

解説をするのではなく、生徒に説明させて、自分で間違いに気づかせる授業。理解力も何も高まると今日確信。SFC数学の基礎となる4STEP確率の授業に参加して気づいた。

一番大切なのは生徒、ではなくスタッフです。

もちろん、生徒大切。
しかし、私にとってはスタッフの幸せが一番大切。
仕事が楽しいと人生が幸せ、それが生徒には勝手に伝わるから。生徒もハッピー。

それぞれがやりたい仕事を思う存分やれるようにする。

約束を忘れる人

どうしようもない理由で、遅刻するのはしょうがない。ですが、どうしようもない理由があっても遅刻しないのがプロ。お医者さんとか。音楽家も。政治家だって、コンビニの店員だって。
だから遅刻して他人に迷惑をかけないように若いころから気をつけて指導しなくてはいけない。


でもよく約束を忘れる生徒がいる。授業時間を勘違いしていたとか。理由があって木曜日にしたのに、金曜日のままのあたまでいたとか。これは普段のコミュニケーションで何が大事かがスタッフが伝えられてないことと本人が人の話を理解しようとしないのと両方に原因が。

ちなみに、私は今日すっぽかされて。瞬間イラっとしたが、決して生徒が私を舐めているわけではない。理解までいっていない、宿題の意味も日程を早めた意味も。あれだけ読解のフォームの確認をしつこくいったのに。伝わってなかった。

とにかく、なぜ、この課題をやったほうがいいのか。
なぜこのタイミングでやったほうがいいのか。
明確に伝えないとやっていることの価値がない。(お互いにね)


これは生徒と講師の関係だけでなく。
会社にもあてはまるし、どこにでもあてはまる。
丸投げ、むちゃぶりが得意な私としては、、、


5W1Hを紙に書いてわたす。
というかまず、もっと私が整理する。

やはりどんなことにおいてもペースは相手のペースの合わせたり、半歩先をいったり。
じっくりしかない。

そういえば、あいつ、約束を最近聞き直さないで自分で管理できるようになった生徒がいて、彼は読解力(英語、国語、小論)も伸びているわ。

2014年5月14日水曜日

なぜアメブロのロゴスタガヤスのページの右上のPRは

女性用の下着になるんだろう。

キーワード的には受験英語や小論文なのに、、、


もしかして、あれ?アメブロさんはお金払わせてPRを外したい欲求をうむために、あえてぶつけてきてるのか?

というわけで、『辻ちゃんの国語日和(仮)』とオオトウのブログは、たいとに頼んで広告なしのGoogle系?でのスタートです。

民宿くちのえらぶ

塾長のオオトウです。

私が大好きな島です。くちえらぶ島。口永良部島。


昨日民宿くちのえらぶでの初の小論文合宿への想いを綴った文章をファックスしました。
口永良部島のこの民宿が本当におしゃれで大好きで、、、と書き綴った文章、長いですが、私にとっての思考のマジックアワーがやってきていたので、載せます。

以下全文。

2010年の夏はじめて口永良部島に伺って以来、島の生活に憧れ、挫折し、自分は果たして何のために生きているのか、何のために演奏しているのか、何のために教育に携わっているのかを問い続けています。
 幸せの価値観。隣の芝は青い。本当にみなさんの口永良部島が羨ましく、自分たちの東京ってなんなのかと問い続ける毎日。人にとって幸せの価値観は様々であっても、何か一番大切なもの、本質に近い生き様が島にはある、という確信により私の中の帰島本能はおさまりません。
 
 でも前向きになれたこともたくさんあって、私はやりたくて今の仕事(楽器の演奏と大学入試のための小論文の指導)をやっているのではなくて、これしかできないから今の仕事をやっているのだと。それまでは何でもやろうと思えばできると思っていた自分のなんと傲慢で身の程知らずなことか、、、。そして、あわよくば今の仕事はもしかしたら神様が与えてくださった天職なのかもしれないと(根拠のない前向きな勘違い)、目の前にあることを一生懸命やっています。
 
 それまで指導してきた慶應大学の入学試験の小論文の問題を読んで、思い出すのは口永良部島と東京のこと。なんでしょうか。当時33歳にしてやっと自分のことと今の日本のことが少し実感を持って見えてきたんです。
指導していた高校生(真之介です!)が大学に合格したら、それはもう、早速島に連れて行くしかないと。小論文の授業では行き始めたばかりの島の話ばかりだったので。20113月真之介は、初渡航。そして3日間無言()。挨拶もできないという。机の上での勉強が真っ向から役にたたない。大学に行って自分は何をするのか。おそらく様々なことを考えたのだろうと思います。そんな彼は今休学して、、、何をやっているのでしょうか、たまの電話ではかなりの成長を感じています。その「何を」がことばにならない。まだ価値として出てきていない、誰にもうまく説明できないことなのだと。その「何か」を私もまだ言葉にはでききれません。

ロゴスIES、東京の小さな寺子屋(学習塾)ではその説明できないところに切り込めるくらい色んな視点から自分に取り組んでもらう機会を作りたいと本気で思っています。そして取り上げる題材は大学の一般入試の小論文と推薦入試のための自己推薦書です。


 夏期の合宿で取り上げる予定の慶應大学の入試の小論文の一節より。
2012年環境情報学部入試より
本当に生活者にフィットする生活用品を作ろうとすれば、そのデザインはその人のためにカスタマイズされたものとなる。しかし産業の一員として企業利益に貢献しようとするなら、ある程度の量の顧客を確保し、小さな違いは無視して、多く作るための方法とコストに配慮しなければならない。ここに個人の価値感と企業の価値感の衝突が生じる。

島の人たち自分たちのもの自分たちで作ってるじゃん!

2013年環境情報学部入試より
 暗黙知のひとつに身体知とよばれるものがあります。例えば、自転車に乗れるようになったときのことを思い出して下さい(中略)身体知の獲得においては、言葉によって説明ができなくとも、どのようにすればよいのか、すなわち、howを知ることが、身体を動かすことによって得られます。文字や言葉だけによって得ることのできない身体知を獲得するプロセスは、皆さんがこれまで学校教育のなかで学んできた知識の学び方とは異なるといえるでしょう。

 島では机の上の知ではなくて様々な暗黙知、身体知に溢れているじゃん!

2011年総合政策学部入試より
現在の日本は大きな変動期にあります。たとえば資料2は日本の最近の「豊かさ」や国際競争力が低下しつつあると指摘しています。資料3は日本人の生活満足度が低下していると憂い、ブータンの国民総幸福度の考え方を紹介しています。
 また最近の気候変動に代表される地球規模の環境問題は、人間活動の基盤である水・大気・土壌といった自然システムの容量は無限であるとか、人間の活動の大きさや拡大速度が地球の歴史から見るとほとんど取るに足らない、と考えることがもはやできないという事実を提示しています。資料5は今日何が善良な生活か、何が正義かを考え語ることの重要性を語っています。
問1資料1~6を参考にして君が日本をデザインするとき1どのような日本を良い日本だと考えますか、2その根拠となる価値感はどのようなものですか、3実現のためのプロセスと実現のために君自身ができることあるいはしたいこと、の三点を説明してください。(800字以内、図を挿入しても構いません)

こういった小論文の内容、まさに庄二さんや裕子さんに民宿で伺った話ばかりなんです。国家や市場主義、人間の幸せが迷走し尽くした結果、たどりつく先が口永良部島であり、現在の最先端が「民宿くちのえらぶ」であると私は勝手に考えています。彼らが東京で受験生であるという狭い視野から大きな視点。そして新たに自分や社会を見直すための念願の合宿を是非「民宿くちのえらぶ」でと強く考えています。受験しか見えてない若者にその先の景色をみせたいのです。


またもう一方の講座では自分が将来どんな大人になりたいか、どんなことをやりたいのかを書く推薦入試のための講座ももう一つの柱にしたいと思っています。こちらは自分の将来を見据えるため、大藤が33歳で経験したことを10代の高校生に島での感覚的刺激と対話により授業により未来の自分を表現させたいと考えています。


明日にでもお電話させていただきます。